一つ目の事例は平坦な土地、または比較的なだらかな土地を想定し、平面的にはどの方向を向いても成立するプランです。 かつてはなるべく南からの陽光を取り入れることが良い住まいの条件とされていましたが、近年の建物の性能、特にオルケアの環境性能があれば建物の向きは景色の良さや、斜面の流れる方向で決めることができます。
写真の建物はプランを縮小し、北に向けて開くかたちをとりました。北向きの景色は手前から光の当たる順光ですので、窓に入る景色としては南よりも良いところもあります。